２０２２年１２月７日から１０日にかけて、全米州政府協議会（Ｔｈｅ Ｃｏｕｎｃｉｌ ｏｆ Ｓｔａｔｅ Ｇｏｖｅｒｎｍｅｎｔ、以下「ＣＳＧ」） 年次総会がハワイ州ホノルルにて開催された。ＣＳＧは、米国の州、属領、コモンウェルスの立法、司法、行政の三権に関わる公選職、任命職（知事、州議会議員、各種行政官等）を支援するための団体であり、州政府に対して、調査、情報提供やリーダーシップのための研修等を行っている。
約 １，１４０名の参加による今年度の年次総会では、教育、環境、福祉、経済など様々なトピックに関するセッションが開催され、特に多くの分野でパンデミックが与えた影響とその後の回復に向けた取り組みについて活発な議論が交わされた。クレアニューヨーク事務所はこれらのセッションに参加して情報収集を行ったほか、日本の６道県（北海道、広島県、山口県、愛媛県、福岡県、沖縄県）と姉妹提携をしているハワイ州政府を訪問し、交流事業の実施状況や今後の予定等について意見交換を行った。
また、総会開催期間中、JETAAハワイ支部のメンバー７名と意見交換会を実施した。メンバーからは、日本滞在中の思い出や、それがその後自分たちの人生にどのような影響を与えたかについて聞くことができた。JETプログラム終了後、既に10年程度経過しているメンバーもいたが、米国に帰国後も日本との関わりを持ち続けてくれており、JETプログラムが日米の友好関係の維持、向上に大きな役割を果たしていることについて再認識するよい機会となった。
