2016年8月17日(水)~20日(土)、松浦正敬松江市長、山本勝太郎松江市議会議長をはじめとする松江市訪問団が同市の友好都市であるニューオリンズ市を訪問しました。両市は1994年に友好提携を結びましたが、2005年にニューオリンズがハリケーン「カトリーナ」に被災して以降、交流が一時停滞していました。しかし、近年再び交流が活発になり、今年4月にもニューオリンズ日本協会のメンバーらが松江市を訪問するなど、親密な関係が続いています。今回、訪問団はニューオリンズ市のミッチ・ランドリュー市長と懇談したほか、ニューオリンズ日本協会のメンバーと交流するなど、両市の更なる友好関係を深めました。
現在、松江市ではニューオリンズの文化を広める様々な活動が行われており、主なものとして、音楽の都ニューオリンズで毎年開催される世界屈指のカーニバル「マルディグラ」をモデルにした子供達中心のパレード「リトル・マルディグラ」が開催されています。また、ニューオリンズの郷土料理の一つにオクラを使った「ガンボ」というスープがありますが、ニューオリンズから松江市に送られたオクラの種を松江の子供達が育て、ガンボスープを作るなどの取り組みも行われています。今回の訪問の中で、これらの活動を写真とともに紹介したところ、ニューオリンズの方々も非常に喜んでおられました。松江市とニューオリンズ市の友好提携は、両市がともにラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の暮らした街であったことを契機に結ばれましたが、現在では互いの文化を学びながら、交流の輪が市民に広がっています。今回の訪問でも、今後の交流について前向きな意見交換が行われました。両市の交流が今後も永く続くことを祈念します。
(椋本所長補佐 松江市派遣)