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日米高校生の新たな交流が始まる! ~NYバルーク高校と兵庫県伊丹高校~

2012年12月、新しい日米高校生の交流が始まりました。兵庫県立伊丹高校とNYバルーク・カレッッジ付属高校の交流です。

12月13日にNYに到着した伊丹高校生ら15名は、NY日本総領事館を表敬訪問した後、バルーク校関係者宅にホームステイ。その後、学生間交流やNY視察を体験し、12月18日に帰国しました。来年はバルーク校側が兵庫県伊丹市を訪問し学校間の姉妹提携を締結する予定です。両校の交流は、2011年にNY訪問中の兵庫県知事一行にバルーク校が日本との交流先を探しているとの話が伝えられたことがきっかけとなりました。伊丹高校がイラクで殉職した奥克行大使の出身校であったこともバルーク高校の関心を呼びました。今回の交流の開始は、NY日本総領事館や自治体国際化協会ニューヨーク事務所、兵庫県ワシントン州事務所も支援を行ないました。

12月14日、伊丹校の生徒たちがバルーク高を訪問し、授業参観や交流事業を行いました。授業参観では、1時間を視察しただけで日米授業の違いを感じとり、同行する校長らに対し「(学ぶ授業中心ではなく)あのように自分で考え発表する授業をやってみたい」と訴えるなど、早速の反応もありました。若い高校生の感性が海外訪問や異文化体験で磨かれるという好事例です。こうした若者たちの交流と相互理解が、国際感覚の醸成と次代の日米交流を支えることになるでしょう。

なお、両校の交流には、共同通信のほか多数の地元紙の取材があり日本全国の地方紙や地元英字紙などにも取り挙げられました。取材していた共同通信Scott Dixon氏はJETプログラム(外国青年招致事業)経験者で日本滞在経験もあります。同氏はバルーク校の生徒達にJETプログラムという素晴らしいプログラムがあることを自ら進んで説明しました。日本に関心を持つ生徒たちは大いに興味を示していました。このような交流からも次代の日米交流を担うJETプログラムメンバーが出てくることが期待されます。

NYマンハッタン島の高層ビル内にあるバルーク高校

バルーク校での授業参観・交流会の様子(12/14)

ニューヨーク事務所所長補佐 大野鮎子(堺市派遣)