2024年2月6日から8日に米国地方行政セミナーを開催しました。本セミナーは、北米で勤務している日本の自治体職員やクレアニューヨーク事務所の職員を対象に、米国行政の各層の役割や相互の関係について学ぶ研修で、8名の参加者が連邦政府や政府関係団体等を訪問しました。
連邦政府レベルでは、米国務省の日本を担当する部門を訪問し日米の地方レベルでの交流やJETプログラムについてブレインストーミング方式で意見交換を行いました。このような米国務省の担当者と意見を交換できる機会は地方公務員にとって貴重であり、日米双方の視点から両国の交流について改めて考える契機となりました。
また、政府関係団体としては税関係や公務員労働力確保関係のリサーチ機関を訪問し、米国における状況を学びました。各政策分野において米国の制度の実情、直面している課題や課題への取組を学ぶことは、日本の制度のメリット・デメリットを客観的に考えることに繋がります。今回の訪問での日米の比較の経験は、職員の関わる様々な業務・政策課題にも有益なものとなりました。
(宮城県派遣 長沼所長補佐)