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ウェビナー「オークランド・福岡姉妹都市協会から学ぶ!姉妹都市交流継続のための秘訣」を開催

2月14日、JETプログラム経験者のウェビナーシリーズとしては今年度3回目となる「オークランド・福岡姉妹都市協会から学ぶ!姉妹都市交流継続のための秘訣」を開催した。本ウェビナーでは、JETプログラム経験者であるMark Frey氏ほか、オークランド・福岡姉妹都市協会(OFSCA)のメンバーを招き、OFSCAの活動や姉妹都市交流を継続するための秘訣についてご講演いただいた。逐次通訳は同じくJETプログラム経験者のLaura Egan氏が務めた。本ウェビナーの見逃し配信はこちらから。

 

パネリスト

Mark Frey
OFSCA役員
JETプログラム経験者(熊本)

Gary Tominaga
OFSCA会長

Susan Svensson
OFSCA役員

Andrew Esterline
OFSCA役員
JETプログラム経験者(静岡)

Jaclyn Funasaki
OFSCA役員
JETプログラム経験者(福岡)
在サンフランシスコ日本国総領事館

Jessica JJ Kotler
OFSCA役員
JETプログラム経験者(北九州)

◯オークランド・福岡姉妹都市協会(OFSCA)について
OFSCAは50人以上の献身的なメンバーによる100%ボランティアの非営利団体である。国際姉妹都市連盟に加盟しており、世界137ヶ国、2,500のコミュニティを持つ。ミッションは下記のとおりである。
・オークランドと福岡の交流や地域の文化イベントを通じて、文化への認識、理解、そして長期的な友好関係を促進すること。
・ベイエリアの姉妹都市との協力:地域社会における異文化理解と多様性の尊重を促進するための活動や関係を構築すること。
https://sites.google.com/a/oakland-fukuoka.org/ofsca/

◯OFSCA60周年記念壁画(Jessica JJ Kotler氏)
1963年に設立されたOFSCAは、今年60周年を記念し、さまざまな行事を予定している。その中でも、60周年記念壁画について詳しく説明された。
OFSCAは福岡市の代表者とともに、オークランドに公共のモザイク壁画の制作・設置することを予定している。モザイク壁画は、「思いやり」「平和」「コミュニティ」という普遍的なメッセージを込めたプロジェクトとして計画されており、オークランドと福岡市のコミュニティが壁画のデザインや制作、維持管理を行う予定である。
https://sites.google.com/a/oakland-fukuoka.org/ofsca/home/60th-Mural

◯オークランドと福岡の学生を対象とした青少年交流プログラム(Susan Svensson氏)
小学4年生から高校3年生までを対象とした学生交換留学プログラムであり、1971年に開始された。長年実施しているため、3世代で参加している家庭もある。ホームステイやアクティビティを通じて、文化や日常生活を体験することができ、これまでに1,000人以上の子どもたちが参加している。
さらに、OFSCAは、福岡で開催されるアジア太平洋こども会議(APCCA)に、ジュニア・アンバサダーとしてオークランドの5年生を代表として派遣したほか、成人の派遣プログラムなども行なっていると言う。

◯JETプログラムやJET経験者について
Frey氏は、JETプログラムでの約4年間、熊本県でALTを務めた。帰国後も日本に関わる活動を続けたいと感じ、OFSCAに加入。日米の姉妹都市交流のための活動を続けるとともに、OFSCAのJET経験者のメンバーを増やしていった。JET卒業生は皆、帰国後も日本とのつながりを大切にし、何らかの形で日本に「お返し」したいと考えていると言う。姉妹都市交流継続のためには身近なJET経験者の活動参加が重要であると結論付けられた。
JET経験者が日米交流に熱心に取り組み、まさに日米の「架け橋」として活躍していることがうかがえるウェビナーであり、参加者からもJET経験者への多くの好意的なコメントが寄せられた。 

(神笠所長補佐 広島県呉市派遣)