2015年9月28日(月)、日本貿易振興機構(JETRO)ニューヨーク主催の対日投資セミナーがマンハッタンのセントラルパーク南に位置するアスレチッククラブで開催されました。国連総会に出席するために訪米中であった安倍晋三総理によるスピーチの他、来年のG7伊勢志摩サミット開催地である三重県及び関係閣僚会議開催地の自治体(仙台市、つくば市、横浜市、富山市、神戸市、広島市、北九州市)がブースを設置し、投資先としての地域の魅力をアピールしました。それぞれのブースでは、自治体関係者が特産物の試食やパンフレットを配布するなどして、ブース訪問客に対して地元商品を丁寧に紹介していました。
当事務所からは、広島市ブースに職員を派遣し、日本の生産量の半分以上を占める牡蠣やレモンといった特産物や広島に本社がある自動車メーカー「マツダ」をはじめとする地元の製造業について紹介しました。特産物であるレモンを使ったレモンケーキや牡蠣を丸ごと焼いた牡蠣せんべいなどを試食品として提供し、大変好評でした。
広島は、世界遺産の原爆ドームや厳島神社により、ある程度の知名度はあるものの、農業や産業については知らない方々がほとんどでした。熊野筆や宮島陶器などの伝統工芸品についても展示品として紹介し、これらの商品を実際に触れてもらうことで、質の良さを体感してもらう機会になりました。
各自治体関係者はブース訪問客に対して、英語と日本語両方を交えながら、熱心に説明を行い、会場は熱気に包まれていました。このようなイベントを通じて、今回出展された自治体だけでなく、投資先としての日本を魅力を広く発信するきっかけになることを願います。
2015年10月
所長補佐 建道 文子(広島市派遣)