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国際姉妹都市連盟(Sister City International)年次総会が開催されました

7月13日から15日までバージニア州バージニアビーチ市で国際姉妹都市連盟(SCI)年次総会が開催されました。
SCIは、アイゼンハワー大統領が提唱した、草の根のレベルでの交流を通じて市民相互の理解を深めることで世界平和の実現を目指す「人と人との交流(People-to-People) 」を理念とし、文化、教育、経済による交流を通した平和の推進を目的に設立されました。現在500以上の都市、コミュニティが会員となり145カ国以上と連携しています。

毎年行われる総会は、全米各地の国外に姉妹関係を持つ自治体・交流団体の関係者をはじめ、米国外からも多数の姉妹都市交流関係者が参加し、姉妹都市交流をテーマにした講演やパネルディスカッション、優良事例の表彰などが行われます。

61回目となる今年の総会では、中東などアメリカから遠い地域とスカイプなどのヴァーチャル機器を利用した交流に関するセッションや音楽祭の開催など芸術や文化を通じた交流に関するセッションなど多様な内容のセッションが開催され、今後の活動の参考にしようと参加者から多くの質問が寄せられ活発なものとなっていました。各セッションの講演者には、バージニアビーチ市と宮崎市の姉妹都市交流を支援するHiroyuki Hamada氏や俳優でプロデューサーのShin Koyamada氏などが登壇しており、日本と米国の交流が活発になされていることが紹介されました。また、日系アメリカ人として初めて閣僚となったNorman Mineta氏に対して、長年にわたる市民活動の支援への功績をたたえ、「アイゼンハワー平和賞(Eisenhower Peace Prize)」が贈られました。

北米地域は、日本にとって最も姉妹提携の多い地域です。SCI総会に参加して、セッション等で多くの日米姉妹都市関係者と交流を行うことができました。当事務所としても、姉妹都市間での活発な交流が継続するよう支援していきたいと思います。

(栗原所長補佐 宮城県派遣)