2023年7月21日から24日にかけて、全米カウンティ協議会(The National Association of Counties、以下「NACo」) 年次総会がテキサス州オースティンにおいて開催されました。NACoは、1935年に設立され、約40,000人の郡選出役員と360万人の郡職員にサービスを提供する組織です。
毎年7月に開催される年次総会は、あらゆる規模の郡から参加者が集い、連邦政策課題や実証済みの先進事例を共有し、連携の強化を図ります。今回の年次総会は「経済」「回復力と安全性」「健康と福祉」「ガバナンス&オペレーション」「リーダーシップ」の5つをテーマとし、10の行政分野に分かれた政策運営委員会において政策要綱の改正が行われ、その内容について議論されました。
委員会やセミナーにおいては、上下水道インフラ未達地域への対応や、海外に依存する半導体等のサプライチェーンの脆弱性等、重点課題について提起される中で、最重点課題となっていたのがメンタルヘルスであり、その影響が、全米に波及していることが話題とされました。
クレアニューヨーク事務所は、本年次総会に参加し、過去に自治体への訪問研修でお世話になった前NACo会長と再会するなど、参加者との関係性強化を精力的に行いました。