写真:教育問題を議論する各州知事及び連邦政府教育省長官
2012年7月13日から7月15日まで、バージニア州の古都ウィリアムズバーグにおいて、全米知事会議(National Governors Association)が開催されました。
会議には各州及び準州の知事25名が参加し、全体会議の他、教育・労働、経済開発、社会福祉、天然資源、国土安全保障の各委員会において、ゲストスピーカーとして招かれた有識者等とともに議論を交わしました。また、会場には、各州スタッフの他、Corporate FellowやSponsorと呼ばれる知事会への協力企業の参加者も多く見られ、これらの人々が知事と直接交流する機会ともなっています。
経済開発委員会では、アメリカにおける今後の成長産業の一つとして農業が取り上げられ、米国産農産物の輸出拡大(特に有望な輸出先として中国、インド、インドネシアに言及)、そのためのFTAやTPPの推進などが話題になりましたが、日本が取り上げられることはありませんでした。
会議最終日には、新会長にジャック・マーケル デラウェア州知事(民主党・前副会長)、新副会長にメアリー・フォリン オクラホマ州知事(共和党・次の知事会長となる)が選出されました。マーケル知事会長は、新年度の知事会の政策として、障害者の雇用促進に取り組む「A Better Bottom Line: Employing People with Disabilities」を打ち出しています。
2012年7月24日
上席調査役 川崎穂高