2023年6月2日から5日にかけて、全米市長会(The United States Conference of Mayors、以下「USCM」) 年次総会がオハイオ州コロンバスにおいて開催されました。USCMは、1932年に設立された人口3万人以上の都市を対象とした超党派の組織で、現在全米1,400以上の都市が加盟しています。同組織の主な目的は、連邦・州政府への要望や連携強化、市長同士の意見交換等を行うことです。
毎年6月に開催される年次総会では、様々な委員会による会議の中で各議題の承認行為などが行われたり、ベストプラクティスフォーラムにおいては、個別の政策テーマにおける各自治体の取組の成果やケーススタディについて、プレゼンテーションや意見交換が行われたりしています。91回目の開催となる今回の年次総会では、銃犯罪やメンタルヘルス、情報格差といった多くの問題について議論が交わされました。
また、夜にはレセプションが開催され、各市長たちは、久しぶりに再会した市長と旧交を温めるとともに、積極的に新たなコネクションを築いており、本総会が重要な人脈作りの場となっていることが窺えました。総会に参加したクレアニューヨーク事務所職員も、派遣元自治体の姉妹都市の市長や、以前自治体訪問研修でお世話になった市長等と再会し、さらなるコネクションの強化を図りました。