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Japan Weekが開催されました!

3月8日から10日まで、ニューヨーク市の中心部のグランドセントラル駅構内で「Japan Week 2017」が開催されました。観光地としての日本の魅力の認知度向上を目的に日本政府観光局(JNTO)主催のもと2012年から始まり、会期中は約20万人が来場し、日本のイベントとしての認知度も高まっています。

6回目の開催となる今年は、日本への米国人旅行者の誘致に向けて、日本の伝統と革新(モダン)をテーマに、伝統文化やハイテク技術などを紹介しました。また、JNTOでは「関西・瀬戸内」地域に焦点をあて、会場中央に京都から庭師を招き、アメリカの素材で作り上げた「石庭」を展示しました。会期中には枯山水づくりのワークショップも行われ、日本の「侘び・寂び」を知ろうと多くのニューヨーカーが参加していました。

枯山水のワークショップ
枯山水のワークショップ

日本の自治体からは、岐阜県や高山市などが出展しており、岐阜県は世界遺産の白川郷をはじめとした地方の魅力をPRしました。また、高山市では、「杉原千畝ルート推進協議会※」のメンバーとして、第2次世界大戦中に「命のビザ」を発給し、多くのユダヤ人をナチスから救った外交官、杉原千畝ゆかりの地をつなぐ「杉原千畝ルート」を紹介しました。

会期中は、当事務所の職員もJNTOブースに参加し、派遣元の自治体等地方の魅力をPRしました。会場では多くのニューヨーカーから、「いつか日本に行きたいと思っているがどの時期が一番魅力的か」といった内容から、「来月日本へ行くが、桜の名所・時期はどこか」、「東京から出発して、日帰り旅行をしたいが東京周辺で魅力的なところはあるか」など多岐にわたる質問が寄せられました。
東京や京都といったゴールデンルート以外の地方へ行きたいといった声も聞かれ、今後さらに地域の魅力を発信していく必要があると感じました。

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※杉原千畝ルート推進協議会:杉原千畝記念館が立地する岐阜県八百津町と、杉原氏が発給したビザを握りしめた人々がたどりついた福井県敦賀市、これらの自治体を結ぶルート上に存在している金沢市、高山市、白川村を結ぶルートを「杉原千畝ルート」と命名し、杉原氏の功績を世界に発信するとともに、同ルートへの外国人観光客の誘客活動を行っています。

栗原所長補佐(宮城県派遣)