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「NY Times Travel Show」に参加しました!

2017年1月27日(金)~29日(日)まで、ニューヨーク市マンハッタン区で全米最大級の旅行博「ニューヨークタイムズトラベルショー2017」が開催されました。毎年2万5千人以上が来場する本イベントでは、観光庁と日本政府観光局(JNTO)が日本ブースを主催し、長崎県観光連盟や東京都のほか、旅行業者などが出展しました。当事務所も出展し、職員がそれぞれの派遣元自治体の観光パンフレットを活用しながら、地方の魅力をPRしました。

27日(金)は旅行業者を対象に開催され、ツアーを計画している旅行業者の中には、ラグジュアリー志向の方向けの商品を扱っており、日本の歴史ある旅館に滞在するツアーを計画したいので教えてほしいといった質問もありました。

28日(土)、29日(日)は一般消費者が対象でしたが、どの方も日本に興味を持っていて、すでに日本に行ったことがある方と、初めての方の割合が半々でした。大半の方は、東京、大阪、京都といった有名な観光地の訪問を希望していましたが、私の派遣元である「さいたま市」の紹介をしたところ、大宮氷川神社、盆栽といった歴史や伝統文化に興味を持つ方が多く、東京からアクセスしやすいことから、東京滞在中に是非訪れたいと言う声も聞かれました。同じく滋賀県から派遣されている当事務所の職員は、日本各地の忍者のゆかりの地などを紹介した「Ninja Nippon Guide Book」を配布したところ、子どもからの人気だけでなく、大人の方も興味を持っていました。

また、期間中に「広島風お好み焼き」のデモンストレーションや試食が行われ、長蛇の列ができるほど人気があり、日本食への関心の高さが伺えました。

私は今回、派遣元が作成している英語パンフレットを用い、さいたま市の紹介を行いましたが、日本地図における位置や、大都市(東京、大阪、京都など)、主要空港(成田空港、羽田空港)からの距離の掲載が非常に重要であると感じました。また、文字を多く入れるのではなく、大きな写真での紹介が、来場者にとって目に入りやすく、興味を持ってもらえることを実感しました。その他、訪れた方の多くは、ただ観光するだけでなく、「体験」することを好む印象を受け、人形作りや折り紙ワークショップを体験したいといった声が多く聞こえました。

海外から日本への観光客は近年増加していますが、自治体職員として、大都市だけでなく、日本の「地方」のPRをいかに効果的に行うか、また、海外向けの刊行物を作成する際のポイントは何かを学ぶことができ、非常に有意義な経験となりました。

(さいたま市派遣 松本所長補佐)

NY Times Travel Show