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ニューヨークで「宮城フェア」開催

11月1日から6日までニューヨーク市マンハッタンの日系スーパーマーケットKatagiriで、「宮城フェア」を開催しました。牡蠣やホヤ、めかぶなどの水産加工品、県産米のササニシキなど6社の商品を展示販売し、このうち2社が試食販売を実施しました。
「Katagiri」はマンハッタンにある日系スーパーの中でも、最も古くからあるスーパーと言われています。「宮城フェア」はマンハッタンのアッパーイースト地区にある59丁目店と中心部にあるグランドセントラル店の2店舗で行われました。59丁目店では、古くからあることから固定客も多く、一日を通して一定数の利用客がいます。一方、グランドセントラル店は、2017年5月にオープンしたばかりで、ビジネスビルが多く立ち並ぶ地域であることからビジネス客が多く、平日の昼食時間帯にはかなり多くの人が来店しています。

6日間のフェアを通して、商品の中で2店舗共通して人気となったのは、意外にも「いかの塩辛」。ニューヨーカーにとっては生臭いと感じてしまうかと思われたのですが、実際に試食を提供すると「アンチョビに似ている」など好意的な反応で、フェア期間中には売り切れるほどでした。
また、「めかぶ」は栄養性分やレシピを紹介するポップを用意したところ、健康志向の方からも好評でした。さらに、同じめかぶでも「子持ち(魚卵)」や「薄味」、「味付け無し」などの多様な商品を用意していたことから、味の好みだけでなくヴィーガンなど多様な要望に対応することができていました。

日系スーパーであるため、利用客は日本食への興味関心が高い方が多く、試食の無い商品に対しても丁寧な説明をすることで購入された方もいました。しかし、日本語のパッケージでは、自分から手に取る方は少なく、英語でのパッケージやポップの必要性を感じるものとなりました。
売れ行きの良かった商品については今後の通常販売も検討されるとのこと。
ニューヨーカーから得られた様々な反応を活かし、今後宮城の産品が広く流通していくことを期待します。

(宮城県派遣 栗原所長補佐)